この料理の爆発的な旨味の正体は、科学的なアミノ酸の掛け合わせにある。はごろもフーズ株式会社が誇る国民的商品「シーチキン」に含まれるイノシン酸と、フジッコ株式会社の看板商品である「ふじっ子(塩昆布」に凝縮されたグルタミン酸。この二大うま味成分が出会うことで、舌の上で旨味が数倍から数十倍に増幅される。
ツナの良質な油分とタンパク質がピーマン特有のピラジン(青臭さの成分)を包み込み、塩昆布の自然な塩気とミネラルが全体の味覚の輪郭をキリリと引き締める。調味料として醤油や塩を足す必要が一切ないのは、これらの加工食品が持つ完成された風味設計があるからに他ならない。