劇界とJ-Popを揺るがす歌姫の胎動、鈴木瑛美子が挑む新境地

劇界とJ-Popを揺るがす歌姫の胎動、鈴木瑛美子が挑む新境地

劇界とJ-Popを揺るがす歌姫の胎動、鈴木瑛美子が挑む新境地の最新情報をお届けします。専門的な知識が満載です。

彼女の音楽的バックボーンを語る上で欠かせないのが、幼少期から浸り続けたゴスペル音楽の存在だ。ゴスペルグループを主宰する音楽一家に育ち、言葉を覚えるのとほぼ同時に声を響かせる術を体得した。祈りや魂の叫びと直結したその歌声は、表面的な美声とは根本的に強度が異なる。音符をなぞるのではなく、感情の切迫感がそのまま声の塊となって客席へ叩きつけられる。

その凄まじいポテンシャルが一般層へ鮮烈に知れ渡った契機といえば、やはりあの「レイクALSA CMソング」だろう。テレビから不意に流れてくるソウルフルな咆哮に、思わず手を止めて画面を二度見した視聴者は数知れない。数秒という極小の枠組みの中で、お茶の間の空気を完全に掌握した事実。J-POPの定型に収まりきらない黒っぽいグルーヴと爆発的なレンジは、早耳の音楽関係者たちを色めき立たせるのに十分すぎる破壊力を持っていた。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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