2026年現在、心斎橋の老舗「ビストロ ダ アンジュ」の予約競争率は相変わらず高い。特に週末のランチタイムやディナーのピーク帯は、数週間前からの手配が必須だ。公式オンライン予約枠は毎月1日に解禁されるが、常連の間で密かに囁かれているのが「平日遅めのディナー枠」を狙うテクニックだ。直前のキャンセルが出やすい時間帯をキャッチすることで、比較的スムーズにテーブルを確保できる。
さらに注目したいのが、メニュー表には大々的に載っていない伝統の「裏メニュー」の存在だ。シェフがその日の仕入れ状況と旬の食材に合わせて仕立てる特製エスカルゴのパイ包み焼きや、常連客のリクエストから生まれた濃厚なオニオングラタンスープの特別アレンジなど、知る人ぞ知る人気コースの裏エッセンスが隠されている。伝統の味を守りつつ、リピーターを飽きさせない趣向が、美食家を魅了し続ける名店の全貌と言えよう。