一方で、連覇を狙ったソダシの5着敗退、そして大逃げから惜しくも2着に敗れたパンサラッサの敗因についても現場のデータから検証します。
ソダシ:洋芝2000mのタフなラップと斤量負荷
前年の覇者であるソダシは好位の3番手インを追走。絶好のポジションに見えましたが、3コーナー過ぎからのペースアップに対応しきれず、直線で伸びを欠きました。吉田隼人騎手は「1800mまでは完璧だったが、前が止まらないタフな展開になり、ラスト1ハロンで甘くなってしまった」と述懐しています。マイル戦で無類のスピードを誇る同馬にとって、淀みない洋芝の2000m戦はスタミナの限界値をわずかに超えていたと言えます。
パンサラッサ:敗れてなお強しを示した奇襲の「引き付け逃げ」
代名詞である超大逃げではなく、後続を5〜6馬身程度に引き付ける絶妙なペースメイクを披露したパンサラッサ。直線でも一度はジャックドールに前に出られながら、ゴール前で差し返す勝負根性を見せてクビ差の2着。吉田豊騎手の巧みな手綱捌きも含め、敗れはしたものの「世界のパンサラッサ」へと飛躍する下地を示した名勝負でした。