へその内部は構造上、くぼみが深く通気性が極めて悪いため、汗や水分が蒸発しにくい。入浴後にしっかり水分を拭き取らないまま衣類を着用すると、温床となった内部でカビが猛スピードで増殖する。
これを「ただの汚れ」だと勘違いして爪で強く引っ掻いたり、無理にピンセットで除去しようとすると大きな危険が伴う。傷ついた皮膚のバリア機能が破壊され、そこから細菌や真菌が侵入して「臍炎(さいえん)」を引き起こすからだ。
臍炎が進行すると、強い痛みや赤腫れ、さらには黄色の膿(うみ)や臭いの強い分泌物が排出されるようになる。深刻なケースでは炎症が皮下組織や腹膜にまで及び、全身症状を引き起こす危険性すら孕んでいる。放置することは決して推奨されない。