単なる計算上の数字にとどまらないのが、今の日本の面白さだ。若者の間では「平成レトロ」の熱狂が続いており、彼らにとって平成は「エモい過去」でありながら、どこか新鮮なカルチャーとして消費されている。
ガラケーのストラップ、平成初期のアニメソング、ルーズソックス、ガラケー風のカメラアプリ。平成を生きていないZ世代が、仮に続いていたら訪れていたはずの「平成38年」という架空の時間軸にノスタルジーを感じている。実用的な書類上の混乱と、ポップカルチャーとしての平成消費。このふたつの現象が同時に存在しているのが2026年の面白いリアリティだ。