日本の若者たちの間でも、このブームは独自の進化を遂げている。昭和レトロやY2Kといった懐古主義が一巡し、彼らの興味はさらに古い「和」の領域へとシフトした。SNSでは、スマートフォンのホーム画面を和風のグラフィックでカスタマイズし、特に雲のイラストをアイコンや背景にあしらう投稿が急増している。
彼らにとって、それは古臭いものではなく、むしろ「誰もやっていない新しいエモさ」だ。ネオンカラーやサイバーパンクな世界観にあえて古典的な雲を組み合わせるなど、ハイブリッドな感性で再解釈されている。歴史の文脈を知らないからこそできる、自由なサンプリングがそこにはある。