購入検討者が最も懸念するのが、SNSや知恵袋で見かける「すぐ壊れた」「片方だけ音が出なくなった」というネガティブな口コミです。ドンキホーテの家電口コミやユーザーの実態調査を進めると、この噂には構造的な背景が存在することが見えてきました。
最大の要因は、「販売ボリュームの圧倒的な多さ」と「初期不良・過放電の混同」です。全国数百店舗で膨大な数が売れるため、分母の大きさに比例して不具合の報告件数も目立ちやすくなります。また、店頭在庫の保管期間中にバッテリーが完全放電してしまい、購入直後に「充電できない」「電源が入らない」と誤認されるケースが一定数発生していました。
さらに、安価ゆえに扱いが雑になり、充電端子に皮脂や埃が詰まって通電しなくなるといった、メンテナンス不足に起因するトラブルも頻発しています。製造ラインの歩留まり自体は年々向上しており、大手電機メーカーのOEM(相手先ブランド製造)を手がける受託工場で生産されているモデルが多いため、「通常使用ですぐに基板がショートして壊れる」といった粗悪品レベルのトラブルは過去の話となっています。