パスタに緑黄色野菜を使う際、多くの人が「ほうれん草と同じように別鍋で下茹でするべきか」という疑問を抱きます。結論から言えば、小松菜の下茹では原則不要です。
ほうれん草にはえぐみや結石の原因となるシュウ酸が多く含まれるためアク抜き(下茹で)が必須ですが、小松菜に含まれるシュウ酸の量はほうれん草の約5分の1以下と極めて微量です。別鍋で茹でる工程を挟むと、手軽さが失われるだけでなく、水溶性のビタミンCや葉酸が湯の中に流出し、持ち前のシャキッとした歯ごたえも損なわれます。
フライパンで直に炒める「ワンパン加熱」こそが、小松菜の栄養と風味を最大限に活かす合理的なアプローチです。ただし、根元の生え際部分には細かい土や砂が残りやすいため、根元を十字に切り込みを入れてボウルに張った水の中でしっかり振り洗いする下処理だけは怠らないようにしてください。