ユニットケアとは?従来型との違いや費用相場・後悔しない選び方を解説

ユニットケアとは?従来型との違いや費用相場・後悔しない選び方を解説

ユニットケアとは?従来型との違いや費用相場・後悔しない選び方を解説について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。

介護の世界で耳にするユニットケアとは、入所施設において少人数のグループ(原則10人以下)をひとつの「生活単位(ユニット)」とし、家庭的な環境のなかで一人ひとりの個性や生活リズムに合わせた支援を行うケアコンセプトです。従来の病院のような大部屋にベッドが並ぶ集団処遇型とは根本から思想が異なります。

日本の介護現場におけるユニットケアの理念と歴史を紐解くと、1990年代後半に北欧のグループホーム思想などを参考に一部の先駆的特養で始まりました。画一的なタイムスケジュールで起床・排泄・入浴・食事を一斉に行う管理型介護への強烈な反省から、「暮らしの継続」を保障するモデルとして2001年以降に国が本格推進を始め、2002年度には厚生労働省が設備・人員基準を制度化しました。

制度上、明確に定められているのが「ユニットケア 10人基準」です。1つのユニットの定員はおおむね10人以下とされ、各個室が共同生活室(リビング・ダイニング)を取り囲むようにレイアウトされます。これにより、長年培ってきた個人の生活習慣を崩さず、自宅の延長線上で自立的な毎日を送れる設計が図られています。

利用者の家族が「従来型との違い」に驚く最大のポイントは、生活時間の個別自由度にあります。従来型では「朝7時起床、8時朝食」といった施設都合の号令が一斉にかかりますが、ユニットケアでは「朝はパン派で9時に起きたい」「夜はラジオを聴いて遅めに寝たい」といった本人の好みが最大限尊重されます。管理される客体から、自律した生活者へと主客が逆転する点が本質です。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。