光があるところには陰もある。ゆうちょ銀行が抱える最大の構造的課題は、全国に2万箇所以上存在する郵便局ネットワークへの委託手数料負担だ。地方の社会インフラとして不可欠な存在である一方、デジタル完結型のネット銀行と比較した際の営業経費率(OHR)の高さは否めない。
アプリの刷新や店舗窓口の省力化、AIを活用した与信・運用業務の自動化といったデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展速度が、中長期的なコストカットの実現可能性を握る。コスト削減の具体的な成果が決算数値に表れるかどうかが、アナリスト陣のレーティング修正を左右するポイントだ。