「目が乾いたから点眼する」という行為も、やり方を間違えれば効果は半減する。即効性を高め、快適な視界を取り戻すための正しいテクニックを押さえておこう。まず、点眼の際は下まぶたを軽く引き下げ、容器の先がまつ毛やレンズに触れないよう1滴だけ滴下する。何滴も流し込むと、本来の涙に含まれる有用な成分まで洗い流してしまうからだ。
点眼後はすぐに瞬きをせず、静かに目を閉じて目頭を1分ほど押さえるのが鉄則。こうすることで薬液が鼻へ流出するのを防ぎ、効率よく眼表面に行き渡らせることができる。また、長時間のパソコン作業では「20分ごとに20秒間、6メートル以上遠くを見る」というインターバルを取り入れることが有効だ。
室内の湿度管理も無視できない。加湿器を活用して湿度を50%以上に保ち、エアコンの風が直接顔に当たらない環境を作るだけでも、涙の蒸発量は大幅に抑えられる。温熱アイマスク等で目元を温め、マイボーム腺(脂質を出す分泌腺)の詰まりを解消する習慣も、根本的な乾き対策として非常に効果的だ。