かつてスティーブ・ジョブズは、iPhoneのアイコン配置やグラフィックデザインに対して厳格なコントロールを維持していた。洗練された美しいUI/UXデザインをユーザーに一律で提供することが、プロダクトの完成度を高めると信じていたからだ。しかし、ティム・クック体制へ移行して以降、Appleは段階的にカスタマイズの自由度を解放してきた。
現在、ホーム画面カスタマイズは単なる個人的な趣味を超え、自己表現の一大ジャンルへと昇華している。洗練されたカラーパレットで統一感を出すユーザーもいれば、あえてレトロなフィルム写真風にアイコンを統一するユーザーもいる。テクノロジーが進化しても、ユーザーが求めているのは「自分らしさ」の演出にほかならない。