長渕剛のライブ史を語る上で、伝説の「桜島オールナイト・コンサート」や「富士山麓 ALL NIGHT LIVE 2015」を外すことはできない。数万人を動員し、朝日が昇るまで叫び続けたあの極限の体感は、現在のツアー演出やファンの熱量にも脈々と受け継がれている。掲示板の雑談スレッドでは、当時の泥まみれの記憶や奇跡的な一体感を懐かしむ声が絶えない。
かつてのオールナイトライブを体験した世代と、近年のステージで初めて彼の歌声に打ちのめされた若い世代が、ネット上で言葉を交わす。肉体と肉体がぶつかり合うライブの現場と、デジタルな情報交換の場が見事に融合し、歴史と現在を繋ぐ架け橋となっているのだ。