世界的経営コンサルタントの大前研一氏は、かねてより「会社に依存するな、個人のID(アイデンティティ)で生きろ」と主張し続けてきた。同氏が提唱するキャリア観は、現代のセカンドキャリア形成においても極めて重要な示唆を与えている。
大前氏は、ビジネスパーソンが身につけるべき能力として「誰も解決したことのない課題に解を出す力」と「自ら市場を作り出す力」を挙げる。資格選びにおいても、単に「難易度が高いから」「名誉があるから」という理由で選ぶのは愚の骨頂だ。重要なのは、その資格を使って「誰のどんな悩みを解決できるのか」というビジネスの視点である。
失敗しない資格の選び方を整理すると、以下の3つの基準に集約される。
- 市場の需給ギャップがあるか: 高齢化や法改正など、今後の社会課題に直結しているか。
- 自分の過去の実績と結合できるか: これまでの業界知識や人脈が生かせる分野か。
- 独立・副業・再就職の選択肢が複数あるか: 一つの働き方に縛られない柔軟性があるか。
自らの強みと市場のニーズが交差するポイントを見極めて資格を選択すること。それこそが、時代に左右されない自立型キャリアへの最短ルートである。