2011年10月、絶対的エースであった山下智久と、関ジャニ∞との兼任で高い人気を誇っていた錦戸亮の脱退が電撃発表されました。当時の芸能報道各社やファンの間では「NEWSの継続は不可能ではないか」「事実上の解散か」という悲観論が支配的でした。残された小山慶一郎、加藤シゲアキ(当時・加藤成亮)、増田貴久、手越祐也の4人は、グループの存続を求めて事務所幹部と何度も直談判を重ねたことが、後に本人の手記やインタビューで明かされています。
約10カ月の活動休止期間を経て、2012年7月に再始動シングル『チャンカパーナ』をリリース。そして迎えた8月の全国ツアー初日こそが、東京・秩父宮ラグビー場での公演でした。当時、同会場で音楽単独ライブが開催されること自体が極めて異例であり、野外ならではの風と空、そして夕闇がドラマ性を極限まで高めました。
オープニング、巨大な城を模したステージから4人が姿を現した瞬間、会場に響き渡ったのは歓声だけではありませんでした。安堵、恐怖、期待、そしてグループが存続したことへの狂おしいほどの感謝が混ざり合った、地鳴りのような咆哮でした。NEWS 4人体制 再始動を告げるその光景は、単なるアイドルの新章開幕ではなく、ひとつのグループが死線を越えて生還した証拠として、現場にいたすべての者の網膜に焼き付けられたのです。