芸能界において長期レギュラーを降板する際、必ずと言っていいほど浮上するのが「主演俳優との不和」という憶測です。『相棒』においても例外ではなく、水谷豊 六角精児 関係を巡っては、水谷の意向で外されたかのような俗説が一部ネットメディアで面白おかしく書き立てられました。
しかし、現場関係者の一致した証言や、降板後の両者の公のやり取りを検証すれば、その噂が完全な捏造であることは明白です。水谷豊は六角の決断を誰よりも深く理解し、背中を押した張本人でした。
六角が降板の意志を申し出た際、水谷は引き留めるどころか「六角が自分で決めたことなら、それが一番いい。役者は外に出て色々な空気を吸うべきだ」と温かい言葉をかけたと伝えられています。その証拠に、番組側は米沢守を「殉職」や「不祥事による免職」という後戻りできない形では処理せず、相棒 警察学校 米沢守という、いつでも現場に舞い戻れるポストを用意して送り出しました。
さらに、降板後も2017年のseason15・16、そして2022年のseason20と、節目となる重要なエピソードで米沢守は特命係の前に姿を現しています。水谷豊とのプライベートでの親交も続いており、テレビ朝日本社の関係者も「水谷さんは今でも六角さんを気にかけており、現場で再会するたびに旧友のように談笑している」と証言しています。不仲説は、長期シリーズにありがちなセンセーショナリズムが生み出した完全な幻影でした。