初心者が最も直面しやすいトラブルが、「完成した直後に結び目がほどけた」「使っているうちにテグスが緩んでビーズの間に隙間ができた」という構造的な問題です。細いテグスは摩擦力が弱いため、一般的なコマ結び(1回だけの固結び)では簡単に解けてしまいます。
耐久性をプロ級に引き上げるためのビーズアクセサリーテグスの結び方とビーズの花ほどけないテグス処理の手順を解説します。
耐久性を劇的に高める「強化本結び」と接着処理
編み終わりのテグスを結ぶ際は、以下の3ステップを徹底してください。
1. 二重くぐらせの固結び(本結び):
テグス同士を交差させる際、片方の端を輪の中に「2回」くぐらせてから引き締めます。その後、逆方向にもう一度通常の固結びを行います。これだけで摩擦係数が跳ね上がり、結び目の緩みを防ぎます。
2. 手芸用クリア接着剤の点滴:
結び目の芯部分に、爪楊枝の先端を使って微量の「手芸用多目的接着剤」または「透明エポキシ系接着剤」を塗布します。瞬間接着剤は乾くと白化したりテグスを脆化させたりする恐れがあるため、柔軟性のあるクリアタイプを選びます。
3. 結び目のビーズ内引き込み(インビジブル処理):
余ったテグスの端をすぐに根元で切ってはいけません。テグス端を隣接するビーズに2〜3粒通し直してから、結び目をビーズの穴の中にクッと引き込んで隠します。完全に乾燥した後に余分なテグスをカットすることで、見た目の美しさと解けにくさを同時に実現できます。