指定のショートカットを実行しても大文字固定が解けない場合、単なる操作ミスではなくOS側の機能干渉やハードウェアのステータス不一致を疑う必要があります。キャプスロックが解除できない理由として現場で多発している代表的な要因を整理します。
ノートパソコンのCapsLockランプ点灯とハードウェアの同期不良
多くのビジネスノートPC(ThinkPad、Dynabook、Latitudeなど)には、キートップや本体側面にノートパソコンのCapsLockランプ点灯ギミックが備わっています。キーを押してもランプが点灯したまま消えない場合、キーボード内部のパンタグラフ機構にゴミが噛んで物理的な押下状態が継続しているか、外付けUSBキーボードを併用した際のステータス非同期が考えられます。外付け機器を一度抜き差しするか、PCを再起動してBIOS/UEFIレベルのキーマッピングをリセットするのが有効です。
「固定キー機能」の誤起動によるキーホールド
Windows10でCapsLockが外れない原因として極めて多いのが、アクセシビリティ機能「固定キー(Sticky Keys)」の暴発です。Shiftキーを連続で5回叩くと作動するWindowsの標準機能で、これが有効化されていると「Shiftキーが押されたままホールド」された状態になり、手元の操作で解除コマンドを送ってもOS側がShift同時押し状態を誤認し続けます。「設定」>「アクセシビリティ」>「キーボード」から固定キー機能がオフになっているかを即座に確認してください。
全角英数モード(IME)の固定という目に見えない罠
「CapsLockを外したはずなのに、入力すると全角の『ABC』が大文字で出てくる」という相談がヘルプデスクに後を絶ちません。これはCapsLockのトラブルではなく、日本語IMEの入力モードが「全角英数」に切り替わっている状態です。キーボード左上の「半角/全角」キーを押すか、「無変換」キーを叩く、あるいはタスクバー右下の「あ」「A」と表示されているIMEアイコンを右クリックして「直接入力」または「ひらがな」に戻すことで解消します。