すべての腰痛がセルフケアで改善するわけではありません。中には一刻を争う救急疾患が潜んでいるケースもあります。以下の危険な腰痛のセルフチェック項目に該当するものがないか確認してください。
特に見落とせないのが、女性の尿路結石による激痛です。男性に多い疾患と思われがちですが、食生活の変化や体質により女性の発症例も増加しています。尿管に結石が詰まると、背中から腰、下腹部にかけて脂汗が出るほどの激痛が突発的に走り、血尿や吐き気を伴うのが典型です。
また、安静時における腰痛の注意点として、「横になって楽な姿勢をとっても痛みが変わらない、あるいは強くなる」「夜間に痛みで目が覚める」といった症状は、脊椎の感染症(化膿性脊椎炎など)や悪性腫瘍の骨転移、大動脈解離などの重篤な疾患を示唆している場合があります。高熱やしびれ、排尿障害が同時に出ているときは、救急要請も含めた迅速な医療機関への連絡が必要です。