Meg ザ・モンスター結末の真相!メガロドンは本当に実在する?謎を徹底解説

Meg ザ・モンスター結末の真相!メガロドンは本当に実在する?謎を徹底解説

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映画『MEG ザ・モンスター』をめぐっては、インターネット上で「低予算サメ映画の人気に便乗した出稼ぎ映画」「ステイサムが適当に企画を選んだ」といった事実無根の言説が散見されます。しかし、映画の製作背景とスティーヴ・オルテンによる原作小説の歴史を紐解くと、この企画が20年以上の歳月をかけて実現した執念のプロジェクトであったことが分かります。

原作小説『メガロドン』は1997年に発表されるや否や全米ベストセラーとなり、即座にディズニー(ハリウッド・ピクチャーズ)が巨額の映画化権を獲得しました。その後、ニュー・ライン・シネマなどを経由しながら、『スピード』で知られるヤン・デ・ボン監督やギレルモ・デル・トロ監督が企画に関与したものの、巨額のCG予算と撮影の難航により長年にわたって「映画化不可能」とされ、企画開発地獄(ディベロップメント・ヘル)に陥っていた歴史があります。

最終的にワーナー・ブラザースと中国のグラビティ・ピクチャーズによる米中共同製作として実現したわけですが、原作ファンが驚愕したのが「映画版におけるトーンの大胆な改変」でした。原作小説は、メガロドンが発光バクテリアを纏って深海で青白く光る生態や、白亜紀の海棲爬虫類プレシオサウルスを捕食するプロローグ、さらには犠牲者の内臓が飛び散り、生きたまま人間が二つ折りにされて咀嚼される過激なハードゴア描写が満載のR-18指定級SFバイオレンスホラーだったのです。

主演のジェイソン・ステイサム自身も、公開当時の米メディア特番インタビューにおいて次のような率直な告白を残しています。

「最初に読んだ脚本は、もっとエッジが効いていてバイオレンスに満ちていたんだ。『ジョーズ』と『ジュラシック・パーク』が融合したような血みどろの映画を想像していた。だが、スタジオが巨額の予算を回収するためには、幅広い年齢層に観てもらえる映画に仕上げる必要があった。完成した映画は、僕が最初に思い描いていたダークな作品とは違っていたが、エンターテインメントとしては素晴らしい成功を収めたと思う」

公の場でステイサムが見せたこの冷静なニュアンスは、本作が「過激なホラー」を意図的に捨て去り、「全世界に向けたメガヒット・ポップコーンムービー」へと舵を切った証左です。この制作意図のシフトを理解していれば、ネット上で囁かれる「怖くない」「もっと血が出てもよかった」という批評が、クリエイティブの失敗ではなく、グローバル市場を見据えた明確な商業戦略の結果であったことが納得できます。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。