日本に米軍基地が多数存在する最大の理由は、1945年の太平洋戦争敗戦とGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による占領にあります。敗戦直後、旧日本軍の軍事施設を米軍が接収したことが現在の主要基地の原形となりました。
1951年にサンフランシスコ平和条約とともに旧日米安全保障条約が署名され、1960年の条約改定(現行の日米安全保障条約)を経て、米軍の日本駐留は「日本防衛」と「極東の平和と安全の維持」を目的として法的に位置づけられました。さらに1950年代の朝鮮戦争やその後の冷戦構造の中で、日本は西側陣営の最前線基地として強固なインフラが整えられていきました。
冷戦終結後も、北朝鮮のミサイル・核開発や中国の軍備拡張といった東アジアの地政学的リスクに対応するため、在日米軍はアジア太平洋地域における抑止力の中核として維持されています。