大原優乃のビジュアル表現を語るうえで外せないのが、金字塔を打ち立ててきた歴代の写真集と雑誌グラビアの軌跡です。2017年、週刊プレイボーイの表紙に彗星のごとく登場した彼女は、瞬く間に各誌の表紙を総なめにし、グラビア界の絶対女王へと駆け上がりました。
2018年にリリースされた記念すべき1st写真集『ゆうのだけ』は、南国ハワイの青空のもと、等身大の無邪気さと規格外の豊満ボディをストレートに捉えた作品として大ヒットを記録。幾度もの重版を重ね、「平成最後のグラビアクイーン」の称号を確固たるものとしました。ファンの間で「破壊力がヤバい」と騒然となったのは、露出の面積以上に、彼女が持つ天性の健康的な明るさが、グラビア特有の生々しさを爽快な魅力へと変換していたからです。
そして時を経て発表された写真集『あのね、』では、これまでの快活なイメージから一転、大人の女性としての陰影や湿り気を感じさせるカットに果敢に挑戦しました。世界的フォトグラファーとのセッションによって引き出されたのは、従来の水着画像の文脈を超えた、研ぎ澄まされた素肌の質感と情緒的な視線です。ただ肌を見せるのではなく、光と影の陰影の中に佇む肉体の美しさを芸術の域にまで引き上げたこの作品は、古くからの男性ファンのみならず、アートブックとして女性層からも絶大な支持を獲得することとなりました。