Q1:精神科や心療内科に行けば、アダルトチルドレンの診断書をもらえますか?
A1:アダルトチルドレンは国際的な診断基準(ICD-11やDSM-5)に定められた正式な医学的疾患名ではないため、「アダルトチルドレン」という傷病名での診断書は発行されません。ただし、それに伴ううつ病、適応障害、パニック障害、複雑性PTSDなどがある場合はそれらの診断名が下り、休職や保険適用の薬物療法の対象となります。
Q2:自分が毒親になって自分の子供をアダルトチルドレンにしてしまわないか不安です。
A2:その不安を抱いている時点で、親自身の加害性を自覚しており、無自覚な虐待親とは決定的に異なります。世代間連鎖を断つために最も必要なのは、完璧な親を目指すことではなく、自分の感情的なトリガー(子供のどんな行動に激怒しやすいか)を理解し、理不尽に怒鳴ってしまった際には素直に子供へ謝罪できる柔軟性を持つことです。
Q3:何歳からでも克服することは可能ですか?
A3:十分に可能です。神経科学の研究においても、成人の脳の可塑性は一生涯続くことが確認されています。40代や50代になって親が他界した後にようやく自分の生きづらさの正体に気づき、カウンセリングを通じて自分自身の人生を生き直す当事者は大勢います。「気づいたその日」が回復への最短のスタート地点です。