大会開催期間中、ネット上では「世界バレー女子テレビ放送 全試合無料ライブ」「スマホで見る裏ワザ」といった扇情的な見出しが氾濫します。しかし、ここには放映権ビジネスの構造的な盲点が潜んでいます。
第1の誤解は、「地上波テレビで全試合が生中継される」という思い込みです。TBS系列の地上波枠で生中継されるのは、原則として日本代表の出場試合のみです。海外のライバル国同士の好カード(例えばセルビア対中国、ブラジル対イタリアなど)は、地上波では放送されず、専門の有料配信サービスでのみ取り扱われます。グループ全体の戦局を見極めたいコアファンにとって、テレビの番組表だけをチェックしていては見落としが生じます。
第2の誤解は、「YouTubeや非公式サイトで全編が無料配信されている」という言説です。YouTube上でライブ配信を謳うアカウントの9割以上は、静止画とフェイク音声を流して怪しい外部課金サイトへ誘導するアフィリエイト詐欺や、数分で著作権侵害ブロックを受ける違法ミラー配信です。これらを巡回して時間を浪費するよりも、公式のトライアル期間やダイジェストハイライト(TBSスポーツ公式YouTubeやFIVB公式チャンネル)を賢く組み合わせるのが、最も合理的かつストレスのない視聴ルートです。