ロルカム(ロルカム錠2mg・4mg)の供給が停止した際、患者の間では「重篤な副作用が見つかったのではないか」という不安が広がりました。しかし、結論から言えば有効性や安全性に関する問題での回収・中止ではありません。
製造販売元であった富士フイルム富山化学および販売を担当していた大正富山医薬品(現・大正ファーマ等への再編の流れを含む)が発表した理由は、いわゆる「諸般の事情」による製造・販売の終了です。
背景には、国内の消炎鎮痛薬市場においてロキソプロフェン(商品名:ロキソニン)やセレコキシブ(商品名:セレコックス)などのシェアが圧倒的になり、ロルノキシカムの処方数が年々減少していた事実があります。製造ラインの維持コストや採算性、企業のパイプライン再編を総合的に考慮した結果、製造終了という経営判断が下されました。