インターネット上のレビューやSNSをリサーチすると、称賛の声が大多数を占める一方で、一部に気になる指摘が見受けられます。実態とネット言説の乖離について、現地取材と利用者の声から検証します。
めりけんや高松駅前店のネットの反応や口コミにおいて散見されるネガティブな意見は、主に「駅前チェーン店だから風情に欠ける」「郊外の有名店に比べると麺のコシがおとなしいのではないか」というものです。中には「JR系だから観光客向けの妥協した味覚なのではないか」という先入観に基づく書き込みも見受けられます。
しかし、こうした言説は現場の実態を反映していません。実際に店内で食事をしている客層を観察すると、香川県内在住の常連客が約3割〜4割を占めています。「讃岐人の舌はうどんに対して日本一シビア」と言われる土地柄において、もし味が劣るチェーン店であれば、地元住民が日常的に通うはずがありません。
麺の食感についても緻密な計算がなされています。郊外の超剛麺店に見られるような、顎が疲れるほどの極端な硬さではなく、しなやかな弾力と滑らかな喉越しを両立させた「万人受けする王道のコシ」にチューニングされています。旅先で胃腸が疲れている朝でも心地よく喉を通るこの絶妙なバランスこそが、老若男女から長年愛され続けている決定的な理由です。