ネット上のQ&Aサイトや知恵袋で最も頻出する「B-netアプリがそもそも起動しない」「インストールが途中で止まる」という不具合。実はこれ、サーバーインフラとは無関係なデスクトップアプリ固有のファイル競合が原因であるケースが大半を占めます。
Battle.netデスクトップアプリは、バックグラウンドで「Agent.exe」と呼ばれる配信・更新用プロセスを常時稼働させています。前回の終了時にこのAgentプロセスがメモリ上で正常に解放されずに残留すると、次回起動時に「既にアプリが動いている」と判定され、何度アイコンをクリックしてもランチャーが立ち上がらないデッドロック状態に陥ります。
このトラブルの解決手順は確立されており、以下のステップで驚くほどあっさり復旧します。
【Agent暴走時の強制リフレッシュ手順】
1. 「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを開く
2. プロセス一覧から「Battle.net.exe」および「Battle.net Update Agent(Agent.exe)」を探し、右クリックから「タスクの終了」を実行
3. 「Windowsキー + R」を押し、ファイル名を指定して実行ボックスに「%ProgramData%」と入力してEnter
4. 表示されたフォルダ内の「Battle.net」および「Blizzard Entertainment」フォルダを削除(※ゲーム本体のデータは消去されません)
5. Battle.netを管理者権限で再起動
また、近年急増しているもう1つの落とし穴が「外部アカウント連携時のセッションエラー」です。Steam、PlayStation Network、Xbox Network、Nintendo SwitchのアカウントをBattle.netと紐付けてクロスプレイやクロスプログレッションを利用する際、片方のプラットフォーム側でセキュリティパスワードを変更すると、B-net側の連携トークンがサイレントで無効化される場合があります。
この状態に陥ると、「連携済みと表示されているのにゲーム内でフレンドリストが同期されない」「購入したコンテンツが反映されない」といった怪奇現象が発生します。不具合を疑う前に、一度Blizzardのアカウント管理ページから連携を解除し、再接続を試みるのが鉄則です。