The First Takeはやらせ?本当に一発撮り?ピッチ補正の真相を徹底解説

The First Takeはやらせ?本当に一発撮り?ピッチ補正の真相を徹底解説

The First Takeはやらせ?本当に一発撮り?ピッチ補正の真相を徹底解説について徹底解説いたします。最新の情報をご覧ください。

視聴者の目を奪う純白のミニマルな空間。あの「THE FIRST TAKE 白スタジオの撮影場所」はどこにあるのでしょうか。関係者の情報および公式の制作クレジットから判明している所在地は、東京都港区赤坂・六本木エリアに位置するソニー・ミュージックスタジオ東京(Sony Music Studios Tokyo)です。

国内屈指の音響設計を誇る同スタジオのブース内に、四方を白い壁と床で覆った特設セットが常設されています。視覚的なノイズを極限まで排除したデザインは、TBWA\HAKUHODOのクリエイティブチームが主導したもので、「装飾を削ぎ落とし、音楽そのものとアーティストの表情だけに集中させる」という明確なコンセプトに基づいています。

使用機材・設備具体的な型番・構成音楽業界の標準基準編集部の見解・評価モニターヘッドホンSony MDR-CD900ST
Sony MDR-M1ST
Sony MDR-MV1(開放型)国内レコーディングスタジオでシェア約80%超を誇る業界標準機赤帯でおなじみのCD900STに加え、近年はハイレゾ対応のM1STや空間表現に優れたMV1の着用が増加。自社製品のプレゼンスを自然に誇示する巧みなブランディング。メインマイクSony C-800G
Neumann U87Ai など1本100万円を超える最高峰の真空管・スタジオ用マイクボーカルの微細な息遣い、唇のリップノイズまで鮮明に拾い上げる。冷却ペルチェ素子を搭載したC-800Gの重厚な存在感が動画のアイコン。収録カメラシステム4K/8Kシネマカメラ
(Sony FX9 / VENICE等)映画やハイエンドCM撮影で用いられる大型センサー機材無人リモートカメラを複数台配置。歌唱中にカメラマンが視界に入らない構造を作ることで、アーティストが自己の内面と対峙する極限状態を創出。

「THE FIRST TAKE 一発撮りの仕組み」の核心は、アーティストを完全に孤独にさせる演出にあります。スタジオ内のブースには歌い手(および演奏者)だけが入り、スタッフは隣室のコントロールルームからモニタリングします。ブース内のシグナルランプ(Cueランプ)が青から赤に点灯した瞬間が収録開始の合図。カウントダウンやディレクターの指示はなく、歌い出すタイミングの決定権は完全にアーティスト本人に委ねられています。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。