『ノージーのひらめき工房』のすべての音楽を手掛けているのは、作曲家の松本淳一氏です。映画音楽やテレビドラマ、人気アニメ『魔法使いの嫁』の劇伴などでも知られ、国内外のコンクールで多数の受賞歴を持つ本格派の音楽家です。
松本氏が手掛ける楽曲の際立った特徴は、「子ども向け」という枠組みに一切甘えない高度な音楽理論と生楽器の豊かなアンサンブルにあります。一般的な幼児向け楽曲にありがちな平坦なコード進行とは一線を画し、ジャズ、民族音楽、ミニマル・ミュージック、プログレッシブ・ロックのエッセンスが巧みに織り交ぜられています。
アートディレクションを担当するクリエイティブユニットtupera tupera(ツペラツペラ)の色彩豊かでコラージュ感あふれるビジュアルに対し、松本氏の変則的かつ立体的なサウンドが見事なシンクロを見せています。音の質感そのものが「工作の素材(紙の擦れる音、ハサミの金属音、のりの粘り気)」と共鳴するように作られている点が、本番組の音楽が持つ唯一無二の深みです。