睡眠時間を確保しているのに眠気が抜けない場合、真っ先に疑うべきは「睡眠の量」と「睡眠の質」のギャップです。ベッドに横たわっている時間そのものは長くても、眠りが浅く途中で何度も覚醒していれば、脳や内臓の疲労は回復しません。知らず知らずのうちに蓄積する「睡眠負債」は、週末の寝だめ程度ではリセットできず、平日の日中に強烈な眠気となって現れます。
さらに見過ごせないのが自律神経失調症による眠気です。日中に優位になるべき交感神経と、夜間にリラックスを促す副交感神経の切り替えがスムーズにいかなくなると、夜間に体温や心拍数が下がらず熟睡できなくなります。その結果、本来覚醒しているはずの昼間に副交感神経が強く働き、抗えない睡魔や全身の倦怠感を引き起こしてしまうのです。