Web上の古い情報やブログ記事を鵜呑みにして現地へ向かうと、大きなトラブルに直面するリスクがあります。その筆頭が「焚き火の扱い」に関するルールです。
青木荘キャンプ場では、直火は全面禁止となっています。かつて一部の湖畔エリアで直火が可能だった時代の情報がネットの片隅に残っているケースがありますが、現在は湖畔環境保全および芝生・地盤保護の観点から、脚付きの焚き火台の使用が義務付けられています。さらに重要なのが、焚き火台の下に敷く「耐火シート(難燃シート)」の徹底です。地面が乾燥している時期や草地エリアでは、放射熱による土壌ダメージを防ぐための配慮が管理者からも強く求められます。
また、設営に関する物理的な盲点も見逃せません。木崎湖の湖畔は表土の下に砂利や固い玉石が埋まっている箇所が多く、軽量なアルミペグやプラスチックペグでは容易に曲がってしまいます。風が湖面を吹き抜ける夕方以降の突風に備えるためにも、鍛造ペグや強度の高いスチールペグ(28〜30cm推奨)の持参が必須条件となります。
気候面でも注意が必要です。標高約760メートルに位置する大町市は、真夏の日中は日差しが強く30度近くまで上がりますが、日没とともに一気に冷え込みます。秋口や春先は夜間の気温が一桁台まで下がるため、「湖畔だから涼しいだろう」という程度の認識ではなく、春・秋は防寒着や高性能シュラフを必ず用意して臨むべきです。