麻生太郎氏が高齢を迎えるなか、永田町および地元・福岡8区(飯塚市・直方市など)の後援会関係者の間では、「いつ長男の将豊氏が地盤を継ぐのか」という議論が絶え間なく続いています。
かつて麻生太郎氏自身も日本青年会議所の会頭(第27代会頭)を務めた後に衆院選へ出馬し、総理総裁へと上り詰めた経緯があります。そのため、将豊氏が第72代JC会頭に就任した際も「父と同じ王道コースを歩んでいる」「政界進出への地ならしではないか」と大手全国紙や週刊誌で大々的に報じられました。
しかし、本人の発言や周辺取材からは異なるニュアンスが浮き彫りになっています。会頭在任中の公式インタビューや記者会見において、政界進出の可能性を問われた将豊氏は「政治の世界に入るつもりはない」「民間企業の経営者として、テクノロジーやビジネスの力で社会課題を解決していくことが自らの役割である」という趣旨の回答を一貫して繰り返しています。
福岡の地元後援会幹部からも「後継者としての期待感は根強いものの、本人がグループ企業の経営とDXに強く情熱を注いでいるため、無理に出馬を急がせる空気ではない」との証言が聞かれます。短期的・直接的な出馬ではなく、まずは麻生グループの総帥としての地盤固めを優先する構えです。