貴乃花氏の人生を語る上で欠かせないのが、かつてのパートナーたちとの関係性の違いです。特に、23年間にわたり部屋のおかみさんとして共に戦った元妻・河野景子さんとの婚姻生活と、現在の初恋相手との結婚生活には、明確な対比が見て取れます。
河野景子さんとの婚姻は、日本相撲協会という巨大な伝統組織の中で「貴乃花部屋」を盛り立てる共同事業主のような側面を強く帯びていました。メディア対応や弟子たちの育成、後援会への気配りなど、常に公の目に晒される生活が20年以上続いた結果、すれ違いが生じて2018年の「卒婚」に至った経緯があります。
対して現在の妻との生活には、そうした組織的責務は一切存在しません。子どもたちも成人して自立しており、互いに背負うものがなくなった段階で巡り合ったからこそ、純粋に「一人の人間同士」として向き合える理想的な環境が整っていたと言えます。