『365日の紙飛行機』の音楽的な魅力は、計算された丁寧な歌割り(パート分け)とコーラスワークにも表れています。
歌い出しのソロパートから始まり、少人数のユニットパートへと徐々に人数を増やしながら、サビに向かって豊かなユニゾンへと広がっていくアレンジが採用されています。個人の独白のような静かな立ち上がりから、やがて全員で未来を讃えるようなダイナミックな高揚感へと変化する構成が、聴き手の感情を自然と揺さぶります。
派手な電子音や激しいダンスビートを排し、フォークソングのような親しみやすいメロディラインを貫いたことで、誰もが口ずさみやすい親しみやすさを獲得しました。