天井カビ取りの直接噴射は危険!プロが教える安全根絶法と予防の極意

天井カビ取りの直接噴射は危険!プロが教える安全根絶法と予防の極意

天井カビ取りの直接噴射は危険!プロが教える安全根絶法と予防の極意の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

リビングや寝室、和室といった部屋の天井カビ取り方法では、浴室と同じ感覚で塩素系漂白剤を使ってはなりません。住宅用クロスの多くを占めるビニールクロスや石膏ボード、木材に塩素系洗剤を塗布すると、強力な脱色作用によって壁紙がまだらに白抜けしたり、接着剤が溶けてクロスが剥が壊れたりするトラブルが多発するためです。

居室の天井に発生した初期のカビには、消毒用エタノール天井カビ撃退法が極めて有効です。カビはアルコール耐性が極めて低く、エタノール濃度が70%から80%の消毒用エタノールを接触させることで、細胞膜を破壊されて瞬時に死滅します。揮発性が高いため建材の内部に水分を残さず、素材を痛めにくい利点も備えています。

ただし、ここで注意したいのが天井黒カビ落ちない理由の構造です。エタノールには「カビの菌を殺す殺菌効果」はあっても、「黒カビが生成したメラニン色素を脱色・漂白する力」はありません。そのため、エタノールで拭き取っても黒い影がそのまま残るケースが存在します。表面を拭いても色素が落ちない場合、カビの菌糸がクロスの裏側や石膏ボードの深くまで侵食している証拠です。この状態を自力で無理に削ったり漂白しようとすると、下地まで腐食を広げる結果になりかねません。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。