同院の大きな特徴として掲げられているのが宗教宗派不問という開放的なポリシーです。門戸を広く開けている理由には、単なる集客目的を超えた、母体寺院の理念が色濃く反映されています。
新宿瑠璃光院白蓮華堂は浄土真宗東本願寺派の系譜に連なる寺院ですが、現地での活動は特定の教義を押し付けるものではありません。「誰もが気軽に仏教文化に触れ、死生観を深められる開かれた寺院」を標榜しており、在来仏教はもちろん、無宗教者やキリスト教徒であっても問題なく契約を結ぶことができます。
また、姉妹寺院である京都瑠璃光院といえば、春と秋に公開される机に映り込む青もみじ・紅葉のリフレクション写真で知られる名刹です。京都瑠璃光院が体現する「自然美と祈りの融合」という哲学は、新宿の白蓮華堂の空間設計にも色濃く受け継がれています。都心の中心地にありながら、滝の流れる水音や計算し尽くされた陰影が配置されているのは、都会の慌ただしい日常から精神を解き放つための装置として機能しているからです。