脳梗塞の前兆に肩こりはある?見逃せない危険なサインと受診基準

脳梗塞の前兆に肩こりはある?見逃せない危険なサインと受診基準

脳梗塞の前兆に肩こりはある?見逃せない危険なサインと受診基準の重要なポイントについて、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

見逃してはならない病態の筆頭が、椎骨動脈解離による首肩の痛みです。首の後ろ側を通って小脳や脳幹に血液を送る「椎骨動脈」の内膜が裂ける病気で、30代から50代の比較的若い世代にも好発します。「後頭部から首の付け根、肩にかけて電気が走るような痛みが急に走った」「今までに経験したことのないピキッとしたコリ感が出現した」という臨床証言が極めて多く報告されています。血管の内膜が裂けた部分に血栓ができ、それが脳の深部へ飛ぶことで小脳梗塞や延髄梗塞を引き起こすのです。

さらに、命に直結する疾患としてくも膜下出血と後頭部の激痛にも細心の注意を払わなければなりません。くも膜下出血の初期微小出血(警告出血)では、「ハンマーで殴られたような痛み」と形容される激痛だけでなく、首の後ろが板のように硬くなる「項部硬直」を伴う肩こり様の違和感として自覚されるケースが存在します。

危険な肩こりの見分け方と理由を整理すると、最大の鍵は「痛みの出現スピード」と「痛みの質」です。数週間かけて徐々に重くなる一般的なコリに対し、血管病変によるものは「何時何分に起きたか特定できるほど突然」出現し、鎮痛薬や入浴でも痛みが和らぎません。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。