大手ネット掲示板やSNS、知恵袋などのコミュニティを分析すると、オキシクリーンによる配管清掃を巡っては賛否両論のリアルな証言が渦巻いています。成功して感動の声を上げるユーザーがいる半面、予期せぬトラブルに頭を抱えるユーザーの告白も少なくありません。
「半信半疑で50℃の湯を張り、オキシクリーンを溶かして追い焚きしたところ、翌朝に茶色い湯垢がどっさり浮き出て配管の臭いが完全に消えた」「子どものお風呂のおもちゃや風呂用の椅子もピカピカになり、カビ取り剤のようなツンとする刺激臭もないので助かる」というポジティブな評価は、主に築5〜15年ほどのガス給湯器採用住宅から多く寄せられています。
対照的に、ネガティブな反響で目立つのがアメリカ版オキシクリーン界面活性剤による思わぬトラブルです。「コストコで購入した青い粒入りのアメリカ版を投入して追い焚きしたところ、浴槽から泡が溢れ出して浴室中が泡まみれになった」「泡立ちが激しすぎて配管からゴボゴボと異音が鳴り、給湯器のリモコンにエラーが表示されて業者を呼ぶ羽目になった」という悲痛な声が散見されます。アメリカ版には洗浄力を高める界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)が配合されているため、追い焚きポンプの激しい攪拌によって大量の泡が発生します。配管洗浄には、界面活性剤が無添加で発泡が穏やかな「日本版(中国製・日本正規代理店品)」を使用するのがプロの共通認識です。
現場の清掃業者や住宅設備メンテナンス技術者の証言からも、客観的な実態が浮かび上がります。業界関係者は次のように警鐘を鳴らします。
「SNSで拡散される『ヘドロのようなワカメ汚れ』の動画は、数年間一度も配管を洗っていなかった極端な事例や、汚れを際立たせるための演出が含まれている場合があります。現在の給湯器は入浴後に自動で配管を真水で洗い流すオートクリーン機能が標準化されているため、毎年オキシ漬けをしても何も出てこないのが正常な状態です。汚れが出ないからといって洗剤を規定の倍量入れたり、一晩中放置したりするのは、配管の寿命を縮める極めて危険な行為です」