鳥肌の正体「立毛筋」とは?薄毛や頭皮のたるみを招く驚きのメカニズム

鳥肌の正体「立毛筋」とは?薄毛や頭皮のたるみを招く驚きのメカニズム

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立毛筋とは、皮膚の真皮層から皮下組織にかけて存在する、毛一本一本に付着した非常に小さな平滑筋です。皮膚の断面を顕微鏡で覗くと、毛を包み込む「毛包(もうほう)」の中腹あたりから、斜め上方に向かって表皮のすぐ下へと斜めに張り渡されている様子が確認できます。

人体にある筋肉は、腕や脚のように自分の意志で動かせる「随意筋」と、心臓や内臓のように意識して動かせない「不随意筋」に大別されます。立毛筋は後者の不随意筋に分類され、本人の意思で「いま毛を立てよう」と収縮させることは一切できません。

平時において、人間の毛は皮膚面に対して約30度から60度の傾斜を持って生えています。しかし、立毛筋がキュッと収縮すると、引っ張られた毛包が直立し、同時に筋肉の付着部である毛穴周辺の皮膚が押し上げられます。これが、表面に小さな粒状の突起が現れる鳥肌の構造的な正体です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。