転職を検討する上で避けて通れないのが年収の現実です。各種民間調査および転職市場の動向を総合すると、未経験からIT事務へ転職した場合の初年度年収は300万〜350万円前後(月給22万〜26万円程度)がボリュームゾーンとなります。この段階では、一般的な事務職と大きな差はありません。
しかし、IT事務の真価は「2〜3年目の分岐点」にあります。実務経験を通じてITリテラシーを高め、自ら業務領域を広げた人材は、以下のようなキャリアパスへ移行することで年収を大幅に伸ばしています。
- PMOアシスタント・PMOコンサルタント:プロジェクト管理のプロフェッショナルとして、進捗や予算の統括を支援。想定年収は420万〜550万円。
- 社内SE・情報システム部門:自社のITインフラ管理やヘルプデスク、SaaS導入を担当。想定年収は400万〜500万円。
- カスタマーサクセス:自社クラウドサービスを導入した企業への定着支援やアップセル推進。想定年収は450万〜600万円。
一方、指示待ちの姿勢を崩さず、単純なデータ入力作業に甘んじてしまった場合、3年経過しても年収300万円台前半から抜け出せないというシビアな二極化が進んでいます。