神輿担ぎなど激しい動きを伴う場面で最も多いトラブルが、「動いているうちにさらしが下がり、帯のように細くなってしまう」現象です。これを防ぐプロの技が「ねじり」と「深層インサート」です。
巻き進める際、背中側または脇腹のラインでさらしを180度クルッと反転(ツイスト)させるポイントを1〜2箇所作ります。布地同士がねじれることで強い摩擦抵抗が生まれ、動いても上下に生地が滑らなくなります。
巻き終わりの「端の処理」では、決して大きな玉結びを作ってはいけません。結び目を作ると法被の上から不自然に盛り上がり、圧迫痛の原因にもなります。残った最後の端を内側へ細く三角に折りたたみ、すでに何層にも重なっているさらしの「最内層(肌に一番近い層)」へ下から上に向けて深く挟み込みます。上から重ねて巻き込んだテンションでしっかりと固定されるため、安全ピンを使わなくてもほどける心配がありません。