男性が女性ホルモンを摂取して最も深刻な後悔を抱く要因が、不可逆的な身体変化です。人間の身体は、外部から過剰に女性ホルモンが注入されると、本来分泌されるべき男性ホルモン(テストステロン)の生成をストップさせ、急速に肉体の女性化を進行させます。
代表的な例が「乳腺の発達」です。単なる脂肪の蓄積とは異なり、一度形成された乳腺組織は薬の内服を完全にやめても自然に消滅することはありません。シャツの上からでもはっきりと分かるほど胸が膨らみ、「温泉やプールに行けない」「薄着の季節に外出できない」という社会的な孤立を招きます。この状態を解消するには、外科手術による乳腺切除しか選択肢が残りません。
さらに深刻なのが、不可逆的な不妊リスクです。女性ホルモン投与に伴い精巣は急速に萎縮し、精子の形成機能が不可逆的に破壊されます。「将来子どもが欲しくなったときには完全な無精子症になっていた」という事態に直面し、生涯にわたる絶望を抱える当事者は少なくありません。