散水で最も大切なのは、「量」の感覚を掴むことです。芝生の水やりにおける基本量は、1回あたり1㎡につき約10〜15リットル(深さ10〜15cm程度まで土がしっかり湿る量)が目安となります。ホースの手撒きであれば、1カ所あたりじっくり時間をかけて水たまりが少しできるくらいまで散水し、それが引いたら再度撒くという二度撒きが効果的です。
散水のタイミングを判断するには、芝生が発する「水不足の初期サイン」を見逃さないことがポイントです。
芝生は水分が足りなくなると、葉が針のように細く丸まり、鮮やかな緑色から青灰色(ブルーグレー)へと色味が変化します。また、芝生の上を歩いた後に足跡がそのまま残り、葉が立ち上がってこない状態(弾力の低下)は明らかな水切れの兆候です。この初期サインが出たタイミングでたっぷりと水を与えることで、無駄な過湿を防ぎつつ健全な深根を育てることができます。