米英英語の違いを徹底解剖!発音・単語から歴史的背景まで完全網羅

米英英語の違いを徹底解剖!発音・単語から歴史的背景まで完全網羅

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両者の違いを最も肌で感じる瞬間は、間違いなく「発音」です。イギリス英語が聞き取れないと感じる最大の理由は、日本人が長年親しんできたアメリカ英語のリズムや音の崩し方と、イギリス英語の音声規則が根本から異なる点にあります。

最大の特徴が「r」の発音(ローティック性)です。アメリカ英語では単語のスペルに「r」が含まれていれば、語尾であっても舌を巻いて響かせる(hard, water, carなど)のが一般的です。一方で、ロンドン周辺を中心とする標準的なイギリス英語(容認発音:RP=Received Pronunciationに近い発音)では、母音の後の「r」をほとんど舌を巻かずに伸ばす音として発音します。carは「カー」、waterは「ウォータ」と短く抜けるように響くのが特徴です。

さらに顕著なのが「t」の音の処理です。アメリカ英語では母音に挟まれた「t」が軽いラ行のような音に変化する「フラップT」が頻発します(waterが「ワラー」、betterが「ベラー」)。しかし、イギリス英語では「t」を弾く破裂音として明瞭に発音するか、あるいは喉を一瞬詰まらせる声門閉鎖音として処理するため、非常に歯切れの良い硬質なリズムが生まれます。

また、母音「a」の出し方にも差があります。can'tやfast、bathといった単語で、アメリカ英語が口を横に広げた「アとエの中間音(æ)」を用いるのに対し、イギリス英語では口を縦に大きく開けた深い「アー(ɑː)」で発音します。この発音の特徴を理解しておくだけで、TOEICリスニングテストにおける話者のアクセントの切り替えにもスムーズに対応できるようになります。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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