知的障害は生まれつきのものだけではありません。発達期(18歳未満)の乳幼児期や小児期に脳へ重篤なダメージを負う後天的な理由によっても生じます。
代表的な後天性の原因には次のようなものがあります。
- 中枢神経系の重症感染症:細菌性髄膜炎やウイルス性脳炎・脳症による神経細胞の損傷
- 頭部外傷:交通事故や高所からの転落などによる重度な脳挫傷
- 低酸素状態:溺水や窒息、心停止による脳への酸素供給停止
- 重篤な環境的剥奪:極端なネグレクト(育児放棄)や虐待による脳発達の著しい阻害
適切な救命処置や医療技術の進歩によって命が助かるケースが増えた一方、脳の後遺症として認知機能に制約が残る場合があります。