現在全国で親しまれているスパイスカレーの潮流を語る上で欠かせないのが、1990年代から2000年代にかけて関西で生まれた大阪スパイスカレー ルーツと経緯です。老舗喫茶店やライブハウス文化が根付く大阪の地で、旧来のルーカレーの枠組み組みを打ち破り、インドやスリランカの家庭料理の知恵と日本の「昆布・鰹の出汁」を掛け合わせた独創的な試行錯誤から始まりました。
このムーブメントを急速に加速させたのが、夜間営業のバーや居酒屋の空き時間を昼間に間借りして腕を振るう「ヤドカリ営業(間借り)」のカルチャーです。多額の初期投資を抱えずに開店できる仕組みは、自由な発想を持つ若手料理人たちの参入を後押ししました。
気になるスパイスカレー 間借り名店 現在の営業状況ですが、かつて話題を呼んだ間借り店舗の実力派たちは、ファンを獲得したのちに実店舗へとステップアップを遂げるケースが定着しています。今やスパイスカレー専門店 カレー百名店に選出される店舗のなかにも、元は小さなバーの片隅でスタートした店が数多く名を連ねています。一方で、現在も「週2日限定」や「平日昼のみ」というゲリラ的なスタイルを貫く気鋭の間借り店も後を絶たず、SNSの発信を追うマニアたちの探索意欲を刺激し続けています。