洗い流さないトリートメントの使い方大全!美容師が明かす最新美髪術

洗い流さないトリートメントの使い方大全!美容師が明かす最新美髪術

洗い流さないトリートメントの使い方大全!美容師が明かす最新美髪術の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

美容コミュニティやSNSの相談板、大手知恵袋などを定点観測すると、アウトバスケアに関して「オイルをつけているのに夕方になるとパサつく」「逆にギトギトになって髪を洗っていない人のように見える」という両極端な失敗談が溢れています。表参道のサロンで月間300人以上のカウンセリングを行うトップスタイリストは、現場のリアルについて次のように明言します。

「お客様から『毎日オイルを塗っているのに毛先が枝毛だらけになる』と相談を受け、毛髪診断を行うと、油分の酸化被膜で髪が窒息状態になっているケースが散見されます。水分が抜けてカラカラになった毛髪の上に高粘度のオイルだけを分厚く塗り重ねた結果、内部は乾燥したまま外側だけがテカる『インナードライ毛』に陥っているのです」(サロンディレクター談)

現場取材で見えてきたもう一つの典型的な失敗が、「つけすぎによるオイルの蓄積(ビルドアップ現象)」です。良かれと思って適量の倍以上を毎日塗り重ねると、通常のシャンプーでは洗い落とせない頑固な油膜がシリコンやポリマーとともに髪に蓄積します。その結果、ドライヤーの風を当ててもいつまでも髪が乾かず、熱の過剰照射でさらに毛髪が硬化するという負のスパイラルに陥ります。

万が一つけすぎて髪が束になって重くなった場合は、乾いたタオルで毛先を挟んで油分を吸い取るか、38℃前後のぬるま湯で湿らせた蒸しタオルで優しく包み込み、余分な油分を浮き上がらせてオフするレスキュー処置が効果的です。なお、カラーやパーマ履歴のあるダメージ毛にとって、毎日の適切なデイリーケアはキューティクルの剥離を防ぐ生命線であり、正しい分量さえ守っていれば頻度は「毎晩ドライヤー前」のルーティン化がベストです。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。