梱包の強度を左右するのは、貼り方だけではありません。使用する「粘着テープの種類」を誤ると、どれほど丁寧にH貼りをしても輸送中に剥がれてしまいます。一般家庭やオフィスで使われる代表的な3種類のテープについて、特性と性能を客観的に比較しました。
ここで最も注意すべきなのが、安価で手に入りやすいクラフトテープの性質です。クラフトテープの表面には撥水用のラミネート加工(ポリエチレンラミネート等)が施されているため、テープの上にテープを貼ろうとしてもツルツルと滑ってしまい、接着しません。
つまり、クラフトテープで「H貼り」や「米字貼り」をしようとしてテープ同士を交差させても、重なった部分からパリパリと剥がれてしまうのです。クラフトテープで補強を行う場合は「重ね貼り可能」と明記された特殊な表面処理タイプを選ぶか、はじめから布テープもしくはOPPテープを使用するのが鉄則となります。
なお、OPPテープは強度・耐水性ともに極めて優秀ですが、手でまっすぐ引きちぎることができません。無理に手で引き裂くと断面がギザギザになり、そこから裂け目が広がって強度が落ちるため、必ず専用のテープカッター(ディスペンサー)を使用してください。