Q1:ドラム式洗濯機の輸送用ボルトを紛失してしまいました。付けずに運ぶ裏ワザはありますか?
A1:裏ワザは存在しません。固定ボルトなしでの運搬は、ドラムを支えるサスペンションや外槽を破損させ、修理費に10万円以上かかる極めて危険な行為です。引越し日時までに余裕がある場合は、メーカーの公式パーツショップや家電量販店で型番に適合するボルトを至急取り寄せてください。時間がない場合は自力運搬を諦め、専用ボルトの手配から対応してくれる家財専門配送業者に依頼するのが唯一の安全策です。
Q2:ワンボックスカーや軽バンに積む際、少しだけ斜めに倒して運ぶのもアウトですか?
A2:完全にアウトです。「30度くらいなら大丈夫だろう」と斜めに傾けて積載する方がいますが、走行中の段差やカーブで強い遠心力や上下動が加わると、吊りバネが脱落したり、斜めになったドラムの自重で軸受けが歪んだりします。また、わずかに残った水が基板側に流れ込むリスクも跳ね上がります。いかなる角度であっても、正立状態以外での積載はメーカーが明確に禁じています。
Q3:自力運搬中に洗濯機を落として壊したり、賃貸の壁を傷つけたりした場合、保険はおりますか?
A3:原則として適用されません。引越し業者が加入している「運送業者賠償責任保険」とは異なり、個人の自力作業中に生じた破損は、一般的な個人賠償責任保険やクレジットカードの携行品特約では「同居親族の財物損壊」や「作業中の過失」として免責条項に該当することが大半です。賃貸物件の共用部や新居の壁・床を傷つけた場合の補修費も全額自己負担となるため、これが自力運搬最大の隠れリスクと言えます。